バイオハードカーボン
「クラノード」の特長
「クラノード」は、リチウムイオン二次電池向けハードカーボン負極材です。
環境負荷の低い、植物を原料としています。
一般的な負極材である黒鉛と比較して、入出力特性、サイクル特性、低温特性に優れます。
また従来のハードカーボンと比較して良好なコストパフォーマンスを有し、低吸湿性という特長も有します。
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ハード
カーボン
の特長入出力特性
サイクル特性
低温特性
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さらなる
特長良好なコスト
パフォーマンス低吸湿性
(水系バインダー
使用可能)
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1
自動車用途など、
特に回生能力が要求される
用途に好適です。 -
2
リチウムイオン二次電池(LIB)以外にも、リチウムイオンキャパシタ(LIC)、ナトリウムイオン二次電池(NaIB・SIB)の負極材に好適です。
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3
従来のハードカーボンと比較して吸湿性が低いため、溶剤系バインダーと同様に、SBR/CMCのような水系バインダーも使えます。
低温レート特性
- 正極:NCM
- セル:ラミネート型
- クラレにて測定
-
-20℃充電レート特性
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-20℃放電レート特性
黒鉛では充放電できない
低温・ハイレート条件下
においても、
「クラノード」では
充放電することが
可能です。
HPPC特性 (Hybrid Pulse Power Characterization)
- 正極:NCM
- セル:ラミネート型
- 温度:25℃
- 各SOCにおける、10秒間の最大パルス入力/出力電力をプロット
- クラレにて測定
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一般的な負極材である
黒鉛と比較して、
入出力特性に優れます。
銘柄・物性
銘柄 | Type1 | Type2 (9μm) |
Type2 (5μm) |
|
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平均粒径 D50 |
μm | 9 | 9 | 5 |
比表面積 SSA |
m2/g | 4 | 4 | 6 |
平均層間距離 d002 |
nm | 0.38 | 0.38 | 0.38 |