事業内容活性炭事業

クラレの炭素材料事業の原点、活性炭。
「クラレコール®」は、高品質への信頼を誇る国内トップブランドです。

「クラレコール®」について

1965年の事業化以来、長年の実績をもつクラレの活性炭事業。粒状活性炭を中心とする活性炭の総合メーカーとして、日常生活用品から、工業用途までのさまざまな分野のニーズにお応えしています。

生産体制においては、フィリピン・セブ島に工場を設けているほか、岡山県の鶴海事業所では高度な加工品の生産を行っています。

また、事業所に隣接する研究所では最新設備を整え、まだまだ残されている活性炭の可能性を探り、新しい技術を追求しています。
このように、開発、生産が一体となった活性炭事業は、クラレの炭素材料事業の原点になっています。

活性炭にはいろいろな製造方法がありますが、クラレでは、活性炭の製造に回分式流動賦活炉を使用しています。

流動賦活炉を使った製造は効率よく安定した方法で、良品質で均一な活性炭を生産することができます。

この技術は、回分式流動再生炉にも生かされ、使用済の活性炭に熱処理再賦活を行い効率的に繰り返し使用するために使われています。

一見同じように見える活性炭でも、電子顕微鏡とか表面積測定装置で観察すると、その構造はさまざまです。活性炭には、ナノレベルの細孔がありますが、この細孔の直径や容量をコントロールすることによって、活性炭の働きを高めることができるのです。

クラレには、用途に応じて細孔の直径や容量をコントロールし、必要な機能を高めた活性炭を製造することができる独自の技術と豊富な経験があります。

活性炭の製造は、原料が豊富なフィリピンのセナプロケミカル株式会社で行うとともに、高度化するニーズへのクイック対応が必要な活性炭・機能商品などの製造加工については、豊富な設備を整えた国内の工場で対応しています。