Skip to content(本文へジャンプ)

活性炭入門 | 活性炭とは吸着

吸着

吸着は界面現象の一つで、固体(活性炭)表面からの引力(Van der Waalsの力)により流体(気体または液体)の中の分子が引きつけられ吸着が起こります。この吸着には、吸着される物質が気相ではその気体の凝縮性、液相では溶けている物質の溶解度等が吸着の難易に影響を及ぼすことが多くあります。又、微細孔には、毛管現象という吸着を助長する作用もあり、気相の場合この毛管現象によって気体が凝縮して液体になり吸着量が増えます。

これらを総称して物理吸着と云います。その吸着速度は速く、可逆的 (加温とか減圧により変質なく容易に脱着される)です。

この物理吸着に対して化学吸着があります。これは化学反応を伴って吸着されるものです。酸とかアルカリを添着した活性炭に見られます。化学吸着は反応する物質のみを選択し、不可逆的です。

ページの先頭に戻る